Another Episod by………
こんな剣は今時
兵士の訓練用でしか
使われていないだろう。
今は基本みんな
レーザーサーベルか
レーザーガンが主流だからな。
それでもこいつのは
訓練用とは少し違う。
何処の国の文字か
わからないような文字が
刻まれて、
何か特殊な金属が使われた
異様な物だった。
あんなちっちゃな体には
まるで不釣り合いで
仕方なかった。
それを簡単に使いこなしてる。
………あいつどんな訓練
受けてきたんだ?
「イセルナちゃんの教育
終わったんだってな!
よくやれたなあの子!」
「あいつは大物になるだろ。
文句の付け所がない」
「ふーん……
文武両道ってやつか!」
「だな」
「で?」
「で?ってなんだよ」
「なんかないの?
面白いこと。
手出してないわけでは
ないんだろ?
お前のことだから」
「いや、
全く出してねーよ?」
「………珍しいことも
あるもんだなー」
「正直あの女
相当手強いと思う」
「え?
そーなの?
見た感じ隙が多いかと
思ったんだけどな」
「全くないな」
「へぇー。
じゃあ今夜辺り久しぶりに
遊びに行きますか!
また可愛い子見つけたんだよ!」
「いや、
俺はいいや」
「は?」
「もう少しあいつで
遊んでみるよ。
結構おもしろいからな」
「あらそうですか……」