Another Episod by………
その辺から
今までやってきた
女遊びはしなくなった。
まぁ過去にまた
遊ぶ約束をしたんであろう女達は
チャラチャラと寄っては来るが
うまくかわしてシカトだ。
なんかツケが回ってきた気分で
すげーめんどくさい。
どっちにしろ悪いのは
自分なんだけどな。
そーいえば最近軍のあちこちで
イセルナの話を耳にする。
あいつだいぶ軍の中で
人気らしいな。
声かけてる奴も
多いらしいが………
バカ野郎。
相手にされるわけ
ないだろーが。
イセルナは確かに綺麗だ。
年齢的に『可愛い』と
言った方が似合うのだが
あいつに関しては
『綺麗』と言った方がいい。
他のガキとは次元が違う。
そして何よりも
本人がその自覚がない。
だから面白くて
からかいたくなる。
そんな風に俺は面白半分で
あいつに付きまとっていた。
本部に居る時は付きまといすぎて
変な噂が流れ始めた。
ゼファとイセルナが付き合っている。
そんなわけあるか!
俺だって相手にされてねーよ!
だが周囲はそう見てるらしい。
光栄なこった。
そんな時、
エレベーターホールで
イセルナを発見した。