Kissシリーズ・「本気のキス」
あたしは生徒会室の前に来ていた。
ノックをすると、すぐに彼の声が入ってきた。
「はい、どなたです?」
柔らかな声に、一気に胸が高鳴った。
深呼吸して、扉を開けて中に入る。
生徒会室は名ばかりで、彼の個人部屋になっていた。
中には彼一人。
彼専用の机とイスのセットの所にいた。
だからあたしはツカツカ歩いて、机を叩いて、彼の目を真っ直ぐに見た。
「―好きです! センパイ!」
「ありがとうございます。嬉しいですよ」
…あっさり笑顔で返された。
うん! ウワサ通りで安心した!
コレならこっぴどくフられる!
< 81 >
ノックをすると、すぐに彼の声が入ってきた。
「はい、どなたです?」
柔らかな声に、一気に胸が高鳴った。
深呼吸して、扉を開けて中に入る。
生徒会室は名ばかりで、彼の個人部屋になっていた。
中には彼一人。
彼専用の机とイスのセットの所にいた。
だからあたしはツカツカ歩いて、机を叩いて、彼の目を真っ直ぐに見た。
「―好きです! センパイ!」
「ありがとうございます。嬉しいですよ」
…あっさり笑顔で返された。
うん! ウワサ通りで安心した!
コレならこっぴどくフられる!
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