Kissシリーズ・「本気のキス」
「何っを…」

しかし彼は口元を手で多い、顔を真っ赤にした。

…アレ? この反応は予想外。

いきなりだったから、ビックリさせた?
 
でも…この反応はまるで…。

「…もしかしてセンパイ、ファーストキスでした?」

そう聞くと、耳まで真っ赤に…。

…ウソ。

でもあたしは反対に、血の気が引いた。

てっきり…と思っても、すでに遅い。

「えっええっと…」

慌てて何かを言おうとしたけど、コレで帰った方が良いのかもしれないと思った。

「じっじゃああたしの言いたいことは以上なので」

そう言いつつ机から降りた。


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