天然水 -雅紀side-

そんな時、

先生に進路指導室に
呼び出された。

合格発表らしい。

って事は杉本サン来るよな

チャンスじゃん!

そう思いながら
教室へ行く。

大学はもちろん合格。

わかってたけどな?

ラッキーな事に
すぐ先生が戻っていった

帰ろうとしてた
杉本サンの腕を掴み

引き寄せた。

“離してよ”

離さねーよ。

杉本サン指輪はめてるし‥

男いんの?

ムカつく。

「卒業するまで相手
してくれない?」

驚いた顔してるし。

俺、杉本サンにハマりそう

「明日から毎日
別館の3階に来てね」

そう言い指輪を盗んだ。

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