天然水 -雅紀side-

そのせいで
俺は毎日、毎日
何人もの客の相手を
しなくちゃならない。

でもさ、
そんな事があっても
ひめといたら
癒されるんだよな。


ふとひめの顔を見ると
心配そうな顔をしていた


俺はさ、ひめに心配してもらう為にそばにいてほしいんじゃない。

ただ横で笑っていて
ほしいんだ。

「暗い顔するなって。
ひめと一緒にいたら何か安心する。」


どんなにしんどくても
大丈夫だから

だからさ、

笑っててよ。

その日、
俺はバイトを辞める事を
決意した。

辞めるのは時間が
かかるかもしれない。

でも、それでもいい。

ちゃんと辞めてから
ひめに告白をしよう。

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