天然水 -雅紀side-
チャンス

それから毎日

俺は別館で寝る事は
なった。

なぜかと言うと、

いつも40分にしか
来なかったひめが
早く来るように
なったからだ。


理由はわからないけど。


ポケットの中に入ってる
指輪を握りしめた。


指輪を返そうと思う。

奪うなら、
堂々と奪ってやる。


そう思っていたはず
なのに、


もし、この世に
神様がいるとしたら

今までバイトで苦労して
頑張ってきた事に対して
ご褒美をくれたの
だろうか?


指輪を返した時に
ひめは

別れたからいらない。

そう言った。


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