天然水 -雅紀side-

一ヶ月はすぐに
過ぎて行き、

今日はバレンタインデー。

俺は今日でバイトを
辞める事が
できるのだろうか…?


みんなの呼びかけもあり
店はいつも以上に
騒がしかった。


夜の0時。


社長が俺の前に現れた。


“帰っていいぞ”


え‥‥?

どういう意味だ?


“そばにいて欲しい女が
いるんだろ?
お前はもう売り物に
ならねーよ。”

辞めてもいいって事?!

「今まで雇ってくれて
ありがとございました!」

そう言い俺は
急いで外に出て
タクシーに乗った。


「神奈川県の〇〇町まで
お願いします。」


運転手サンは
驚いていたけど、

家まで届けてくれた。

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