天然水 -雅紀side-
“寂しいね?
大学でも一緒にいれたら
いいのに‥”
「一緒に住もうよ」
“でも‥”
朝、おばさんに認めて
もらった事を言うと
ひめは喜んでくれた。
「絶対に結婚しような」
そう言い、何度も
ポケットの中で
握り締めた指輪を
ひめの指にはめた。
“嬉しい‥”
ひめはそう言い
泣き出した。
涙が出るまで
喜んでくれたひめが
あまりにも可愛くて
愛しかった。
ギュッ
思わず抱き締めた。
するとひめは
キスをしてくれた。