六花伝



世界は、こんなに暗く閉ざされていたのでしょうか。
あたしの命はどれくらい残されているのでしょうか。
生きたい。
まだ知らないことが多すぎる。世界の次片しか見ていないのに。
このままでは、愛する人に尽くす喜びも、共に過ごす時の愛しさも分からないまま生涯を終えてしまう……
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