華桜学園


「いいよ」


いつもなら出来なかった路上キスも、今ならできる。



--幸せすぎる


「女装してきてよかった」

「あぁ、そうだな」


たまにはありやな。



「葵」

「なに--?」


「今日は人目を気にせず、イチャつけるな」

「わっ」


そういうと晃は、俺の腰に腕を回してきた。

そして、俺の耳元で囁いた。
「今日は、帰してやんねーから」

「どうか、お手柔らかに。」



晃目が、すごく本気なんだけど!!
明日腰立たなくなったら、どうすんだよ。


そして俺たちは、幸せな今日を過ごした。





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