華桜学園


「だが、さすがに運動靴まで入らんやろうから、もう一つは俺のところにでも入れたらいい」

と神七。


二人共、マジで最高ッ!!!!
持つべきものは、やっぱ友達だな!

「ありがとう!!二人共!」


そう言うと、二人は気にすんなって言ってくれた。
この二人が友達で、本当に良かったと思った俺だった。



そして、教室に三人で行くと……

またしても俺の机が、下駄箱と同様に悲惨な姿になっていった。


つーか、今日で一週間もたったというのに全く懲りねぇんだな。

馬鹿じゃねぇの???



「紅葉、やっぱりここはカス共をガツンとシメとくべきやて!!!!」

「俺もそう思うで!!なんかあってからじゃ、遅いしなっ!!」


「心配してくれるのは、分ってるけど、俺も一応アレ(総長)してるンだし平気だよ!!
それに、次こんなことがあったらやった奴を殴ろうと思ってるし!!」


俺に喧嘩を売ったことを後悔させてやる!!

そうやって、一人だけ燃えている俺だった。


< 25 / 118 >

この作品をシェア

pagetop