華桜学園
「え~、だって
"白泉仁と別れたんでしょ?"
んなの、知ってるし。
暇でしょ???」
目黒、俺の傷をえぐること言うなよな………
デリカシーなさすぎ。
そう思いながら、
「そうだけど、それがなんなだよ???」
そう言うと、目黒は少しだけ笑った気がした。
「あれぇ??けっこー傷付いてない感じかな?
なんか、意外だよ」
……それがなんだよ!!!!
コイツ、人のこと小馬鹿にしているようでムカつく!!!!
「確認が用事じゃないんだろ?早く言えよ、用件」
少し急かすと、"分かったから"とだけ目黒が言った。
「用件はあるんだけど、それを話す前に、ある場所に来てほしい………無理かな?」
"ある場所"が少し引っ掛かるけど、行こ!
最近、なんか世界がモノクロだし………
どうにかなるだろ!??
「いいぜ!!早く言えよその、"場所"をさ。最近暇だったから」