華桜学園


目黒は、腹を押さえて立上がる。

どうやら、目黒は仁に腹を蹴られていたようだ。



「んだよ、しつけーな」


鬱陶しそうに、目黒をみる。


「おい、目黒…
風真と晃はどうした??」


葵と晃先輩も来てたのか!!???



てっきり、仁だけだと思ってたから驚いた。




目黒は、少し笑うと

「風真????
あぁ、あの子ね………

その子は、俺が腕の骨折ったよ」




「嘘だろ…!!????」


俺がそう言うと、目黒は


「残念だけど、ホント。
今は、アンタの副総長が手当てしてるよ」




「…………」


「ふざけてんじゃね―よ!!」
と仁。




「ふざけんなぁ?
ふざけてんのは、どっちだ??

オマエさえいなきゃ、瑠は!!!!
瑠は、あんな風にならなかったんだよ!!!」



その時の目黒の顔は、とても苦しそうだった。





てか、ルイ???
あんな風???
仁のせいなわけ??


全く意味が分からない。
一体、なんなんだよ???


仁の方を見てみるが、
仁もなんのことか、分かっていないようだった。





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