華桜学園
まじかよ……
「何言ってんだよ!!?
あそこは、男だらけじゃね―かっ!!それに、金持ち学校だろ!?」
言い忘れていたが、とても賢いのだ。
俺もそこそこだけど。
「な―に??
クソガキがお母様に歯向かう気かぁぁあ"??」
「ひぃぃ―!!
滅相もございません!!
ありがたく行かせていただきます」
俺のお母さんは、怒ると怖いんだ…
いつもの温厚な人が、180度変わってしまう。
あることがきっかけで、母をキレさせてしまったことが一度だけあった。
その時は、俺のあばらが2本折れた。
全く恐ろしい女だ。
そんなわけで、華桜学園に向っている途中だ。
やっと見えてきたと思ったら、すぐ隣りをバイクが通った。