華桜学園
後ろの二人は、楽しそうに口喧嘩をしていた。
ふと、周りを見ると生徒達は唖然としていた。
そりゃそーだろうな。
ってか、このあとどうすんのかなぁ?
そう思っていると、葵たちが先にどこかへ消えた。
何をしに行くかなんて、分かってるんだけど。
がんばれ、葵!!
「さぁ行くか」
と、仁が言った。
「どこに行くの?」
首を傾げながら聞いた。
すると、
「俺達の部屋に決まってんだろ」
「ま、まさか…」
「あぁ、そのまさかだ」
ニヤッと笑う姿も、かっこいいとか思う俺は、頭がおかしいのでしょうか?
「今日は、絶対寝かさないからな」
そして俺を担いだ仁は、体育館を出て行った。
「朝っぱら、盛るんじゃね―!」
そして俺は次の日、腰痛で学校を休みました。
「だから、やめてって言っ…!」
俺が不満をこぼすと、仁がキスをしてふさいだ。
「愛してんだから、いいじゃねーか」
…この俺様が!!!
だけど、これは惚れた弱み。
「俺も、仁のこと愛してる!」
そうして、俺達はキスをして体を重ねた。
いい加減に、俺を寝させろ!!!!
END