甘い蜜



「だらだらするのもいいが………一日中ここもいいかもな?」


トントンとベッドを軽く叩く。
麻理亜は初めは首を傾けていたが、話を理解すると、かぁっと顔を真っ赤にした。


「っな……!!」

「子作りもそろそろするか?」


ニヤリと笑ってやると、麻理亜の顔は茹で蛸同然。


結婚して、幸せだが、麻理亜との子供が欲しくないと言ったら嘘になる。


「っ……」

「どうする?」

「っお昼はだらだらする……!!」

「クスッ残念だ」


麻理亜は顔を赤くさせながら慌ただしく部屋を出て行く。


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