甘い蜜



それを一口飲みながら呟いた。


「ずっと休みならいいのに」

「会社潰れちゃうね」


クスッと小さく笑って麻理亜も紅茶を一口。


「また、次の休みにすればいいよ」

「後何週間先か……」


はぁ、とため息を一つ。


「そっか………当分敬夜さん休みないんだよね……」


不意に麻理亜の表情が陰る。


「麻理亜?」

「出来るだけサポートするけど、無理しないでね」


倒れたりしたら心配だから、と真剣な表情で言われた。
きっと今笑ったら麻理亜は怒るだろうな。


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