ピーチ☆ストーリー
私は、学年23位。

唯は55位で、奏斗が81位。

学年全体は203人いるから、いい方だとは思うけど。

「少ししか、変わらねぇし!」

「へぇ~・・・・21位って結構変わるじゃん?」

「たった数点でも変わるんだよ!」

この2人のいい合いは続く。

_キーンコーンカーンコーン

「鳴っちゃったよ・・・・」

そう言って、唯は席に着いた。

私の隣は、奏斗でその前の前が唯。

黒板に『宿題を学級委員に提出!』と書かれてあった。

「委員チョさ~ん、このドリルどこに出すぅ?」

クラスメイトが言った。

「それは、ここに」

「このプリントはぁ~??」

「それは、あっち!」

学級委員も大変だなぁ、と改めて思う。

「日向は、どっちだと思う?」

何かの話題を奏斗が持ちかけて来た。

「え、何が?」

「転校生だよ、転校生!」

あぁ、と私は思い出した。

「ん~、私はどっちとも仲良くできたらいいかな?」

「やっぱ、大人だなぁ~」

感心するように、頷く。

「別に、そうじゃないよ」

笑いながら否定した。

宿題は提出した人が多くいたけど、宿題忘れも少々いた。

_ガラッ

先生が来た。

「起立、礼__」

「「おはようございまーす」」

「着席__」

担任は、23歳の女の先生。

教科は英語で、優しくて可愛い人。





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