ピーチ☆ストーリー

「かっわいww!」
「かっこいww!」

顔はとってもカッコイイと思われる子だけど・・・・。

背が低いみたい・・・・?

「はい、みんな何か聞きたいこととかある?」

転校生&初対面の子にはいつもこう聞く。

「は~い、身長はどれくらいですか??」

「・・・152㎝」

わ、私150㎝・・・・・。

「何部希望ですか~??」

「さ、サッカー」

可愛いとカッコイイの境目にいそう。

「まぁ、休み時間にでも聞いてください」

あれ?先生がもちかけたんじゃ・・・・。

「では、白石君はあそこに座ってください」

そう、指をさした先は私の後ろ。

そして、後ろに白石君が座った。

「私、日向・・・結愛。よろしくね」

ニッコリ笑った。

「・・・・よろしく」

_トクン

心の何かが動いた気がした。

白石君の笑顔は天使のようにキレイだった。

顔もとっても繊細で、思わず見とれちゃう・・・。

「日向、どーした?」

「ほへっ!?」

奏斗は、私に言う。

「べ、別になんでもないよw」

白石君を見ていたなんて、言えない!!

これじゃあ、好きみたいじゃん。

_好き

好きには色々あるよ。

友情・家族・ペット・アイドル・恋・・・・。

でも、私の好きは恋以外。


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