チャリパイ13~ジョン・レノンの幻の楽譜~
楽譜の存在が真実か嘘かという話はひとまず置いておいて……まずは情報の収集である。
「何か手がかりがあればいいんだけど…」
「それじゃ、同じように楽譜を探しているっていう『MI6』から辿ってみるってのはどう?」
サトがそんな提案を投げかけるが、それはそんなに簡単な事では無い。
「そうは言っても『MI6』って、イギリスの諜報部の事だろ?簡単にシッポ掴ませるようなヘマはしないよ…」
「う~~ん……」
楽譜を探すにしても、今は手がかりも何も無い状況に、アルカイナのメンバーは難しい顔で羽毛田の方を見やった。
「どうします?ボス?」
「とりあえず!
…ビートルズのレコードでも聴くか……」
「曲は『Help』でお願いします(笑)」
「助けてほしいにゃ♪」
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