チャリパイ13~ジョン・レノンの幻の楽譜~



「ビートルズ時代の『Jレノン』が書いた未発表曲の楽譜が、実はこの東京のどこかに残っているらしいの……」


「え~っ!それ本当に~!」


ゆみの話に驚く一同。


「そりゃあスゴイな!…本当だったら、何十億の価値があるよ!」


「それを探し出して英国の国有財産にしようと、『MI6(イギリス諜報部)』のエージェントが極秘で日本に来ているなぁんて……噂だけどね♪(笑)」


話し終わると、ゆみは
「まあ、そんな都市伝説がロンドンにもあるって話よ」と、悪戯っぽく笑ってみせる。




しかし……





「うーん…何十億の楽譜が日本に……」


既にシチロー、子豚、ひろき、そして、奥でアーリーを煽っていた羽毛田までもが、恐ろしく真剣な表情で顎に手を当てながら天井を見上げていた。


「何考えてるの?…皆さん…」


てぃーだが、心配そうな顔でその四人の様子を伺う。


「あの~…噂ですよ?
う・わ・さ……」




そして2時間後……













「よ~し!ビートルズの楽譜を見つけて大儲けするぞぉ~!」



見事に酔っ払いのチャリパイと羽毛田は、真っ赤な顔をして肩を組みながらもう片方の腕で拳を振り上げていた。



「さぁ~噂の楽譜は本当に見つかるのか!『チャリパイ14』のはじまり~はじまり~♪(笑)」


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