チャリパイ13~ジョン・レノンの幻の楽譜~



「クソッ!見失ったか!」


MI6のヘリも、さすがに地下鉄の線路までは追っては行けない。


しばらく駅の周辺を旋回していたドボンだったが、予想外のシチロー達の行動にこれ以上の追跡を諦めざるを得なかった。


「まさか、あんな所に逃げ込むとは……これは別な手を考えなければならないネ……」


そんな捨て台詞を吐くと、ドボンはヘリを上昇させ、まだ騒ぎの収まらない駅を後にした。


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