チャリパイ13~ジョン・レノンの幻の楽譜~



「こんにちわ~~♪
御注文の本を配達に参りましたぁ~~♪」


静粛な図書館には少し不釣り合いな、元気の良い挨拶で入って来シチロー達を見て、職員の山口耕太はちょっと驚いたような顔をしていた。


「あれっ?森永探偵事務所の皆さんじゃないですか!……どうしてあなた達が本の配達を?」


「やあ~久しぶり、耕太君♪まぁ、これには色々訳があってね♪」


照れ笑いを浮かべながら本を運ぶシチローに続き、その他のメンバーも両手に本を抱えてゾロゾロと入って来た。


「これで最後よ…さすがにこれだけ大勢いると、あっという間に運び終わるわね♪」



注文の品を運び終わると運送屋の運転手が、耕太に受け取りのサインを貰う為に伝票を耕太に手渡そうとした。




その時だった……



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