先輩&後輩

「瑠色、何で泣いてるの??」

「嬉しくて..つい」

今、渡さなきゃ、

あたしも、宏斗にプレゼントを渡すと、

案の定、びっくりしていた。

「あたしからも、」

宏斗は、袋を開けると、優しい顔で、微笑んでいた。

「大事にするな」

「オソロだからね」

「おう」

オレンジ色の夕陽が沈むなか、あたしたちは、甘いキスをした。
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