先輩&後輩

「一応、先輩ですー。お前がデカすぎるんだよ！」
「そうですか？」

松川先輩はふてくされ拗ねてしまった。

「身長いくつ？」
「えと……162ｃｍです。」
「やっぱ、でかすぎ！」
「そんな！」

先輩はますますふてくされ、その場にしゃがみ込む。
そんなとこに、一人の女の子がやってくる。

「こら！松川、後輩のこといじめないの」
「うるせー、福永お前もおれよりでかいからくんな」
「あんたがちびなんでしょ？」
「……」
「ほら、いくよ！入学式並ばなきゃいけないんだから」
「へいよー」
「じゃあ、またね一年生ちゃん」

福永と呼ばれた先輩は、松川先輩と茶番を繰り広げた後、
ひきずって先輩を連れて行った。