先輩&後輩

あたしは、先生が出ていくと、席を立ち、亜紀の所へ行くと、
亜紀は、小夏の事に興味津々だった。

「あのこ、小さい~」

亜紀も小さいけど...。

あたしは、苦笑いしながら亜紀の話を聞いていた。

すると、クラスの奴らに囲まれてた小夏がこっちへ来た。

奴らとは、男子の事だけど..。
「あのさ、瑠色って何部??」

何故急に部活の事??
まっ、良いんだけど...。

「バド部だよ」

そう、答えると、小夏は目をキラキラさせて、あたしを見て、こう言った。

「今日、見学いっていい??」

急に言われあたしは、焦った。
別に見学は構わないけど、

先輩に言わなければいけなかったからだ。

あたしは、とりあえず放課後先輩に言うことにし、

小夏には、

「良いよ」

簡単に告げ、席に戻った。
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