先輩&後輩
教室に入ると、麗奈とクラスの女子が喋っていたが、
俺は、気にせず麗奈をベランダに呼んだ。
麗奈は、呼ばれたとき、ためらいながら、こっちへ来た。
麗奈がベランダに出た瞬間、俺は、閉めて、
さっきの話を始めた。
「さっきの、告白だよな??」
「宏斗、聞いてたんだ」
麗奈は、びっくりした顔で俺を見てきた。
「一年の誰??」
「佐脇って子」
「へぇー」
俺が、淡々と話すと麗奈は、
「宏斗さぁ、あたしの事好き??」
何だよ。突然...。
俺が、戸惑っていると、麗奈は、
「一年の瑠色って子、気になるんでしょ。てか好きなんでしょ」
急に、瑠色の事が、出て、びっくりし、理由を聞くと、
「最近、部活の話すると、その子の話ばっか」
マジか...。
「あのね、宏斗、あたしと別れよ」
「えっ??」
別れ話!?何故...。
「あたし、宏斗に愛されてるか、分かんないし、」
「麗奈、ゴメン」
「ううん、バイバイ」
麗奈は、手をふって、友達の所へ戻った。