君と僕と
夕暮れユラユラ


あぁ

寒い


なんて寒いんだ


「どしたの憲斗」

俺がムスッとしているのがわかったんだろうか

優が顔を覗きこんできた


「ん〜。寒いんだよ」

「ふ〜ん。大丈夫っしょ」


そう言う優はマフラーにセーター

手袋まで着けた重装備だ


俺はマフラーだけ

確実に感じ方は違うはず



「なぁ優。ちょっとマック行かね?マジでヤバいわ」



寒さが限界まできそうだ
意味わかんないけど

とりあえず暖まりたい

それに………


「ん。イイよ!ちょっとお腹減ったしね〜♪」

「あ、言っとくけどおごんねぇぞ」

「え〜!?憲斗のケチ!!」

優が俺の肩にパンチする

最近俺に対してよくする行為の1つだ


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