君と僕と
なんだろうって思って、後をついて行こうと思ったら、憲斗が息を切らしながら戻ってきた
「はい、これ。寒いだろ?」
そう言うと、黒いマフラーを渡してきた
と、いうよりも
すでに私に巻こうとしていた
「ぷっ!ちょっと憲斗!くすぐったい!」
「え?そう?ごめんごめん」
「ひゃあ!??」
ひんやりとした憲斗の手が後ろから
私の口元に当たった
「〜〜っ!!もうイイよ!自分で巻くから!」
私は憲斗からマフラーを取って、自分で巻いた
イイ香りがする
憲斗がいつも付けてる香水の匂いかな?
ここまで近くで嗅いだコトないから分かんないよ
と、いうより
コイツわざとらしい
なぜかそう感じてしまう
なんでだろう