3day’s
「てか、誰あれ?」

気になったから、梨魅に聞いた。

「知らな~い。加藤先生の知り合いぢゃね?」

「あ~そうかもねえ!」


加藤先生とは、男子バスケ部の顧問。

けっこう有名な人らしい。

加藤先生は、隣に居た

結構背が高く、すらっとした、

綺麗な顔の人と話をしていた。

このとき隣に居た人が、

忘れられない人になるとは

このとき思っていなかった。

木曜日の放課後のことだった。




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