チキン彼氏を救出せよ!!


「俺なんて…
死んでしまえばいいんだろう!!
そう思ってるんだろう、ヒロ!!」

なんでそうなるー!!?


俺は慌ててうわーんと窓側へ駆け寄ろうとする碧の腕をつかむ。


「おい、碧、落ち着け!!
俺が言い過ぎた。
ごめん。」


俺は必至になって碧に謝罪。


「お前が謝ったって…
俺はもうとんでもない過ちをしたんだぞ!!」


それは俺のせいじゃない。
自業自得だろう。


とか今の碧に言えない俺は、


「わ…悪かったよ。
なんか…埋め合わせするよ。」


すると碧は、少しだけ口元を緩ませた…気がした。


「本当に?」


「?…うん。」


すると今度はニンマリと笑って、


「じゃあ俺の恋に協力してくれよ。」


なんて言った。



あいつ………!!
ハメたな!!


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