イケメン生徒会




流に抱きしめられて、私は静かに涙を流した。



流「もう、大丈夫か?」



萌「うん……。生徒会室、行こ。」



流「………じゃあ、手、握って。少しでも…………落ち着けるように。」



そういって、流は手を差し延べた。



流の頬は、少し赤く染まっているようにみえた。



私は、ゆっくりとその手を握った。



もう、流から離れないように。



傷つかないように。



流、




…………ありがとう。



本当は、すごく嬉しいよ。



でも、恥ずかしいからまだ気持ちは言えないかも。



< 110 / 194 >

この作品をシェア

pagetop