願いの森


その日悠里も夢を見た

綾音が言ってる

「私たち、友達じゃなかったの?」

悠里はおかしくなった

「友情?そんなもの最初から私たちには」

「助けて!!」

「なかったじゃないか。」

森の中に響くのは“私たち”の高笑い

綾音との絆なんて

最初から無いに等しかったんだ

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