コスモスの記憶
「よく啓斗と3人で遊んでたよね。」
「あぁ、そのたびに俺は啓斗に睨まれてたけどな。」
「えっ?なんで??」
「いっ、いや、別に何でも………」
(言えねえよな…。俺がアオの事好きだっての啓斗が知ってて、それを知った啓斗が俺に敵意むき出しだったって。)
「………何か隠してない?」
焦りだした夜一に、不信感を抱いたアオは背の高い夜一を下から覗き込む。
「なっ、なんでもねぇっつってんだろ?//
さっさと行くぞ//」
(そんな上目遣いで見てくんなっつうの!!)
顔を真っ赤にした夜一に「大丈夫~?熱~?」なんてのんきな事をいいながら、先をすたすた歩いていく夜一をアオは小走りで追いかけていった。