スキで溢れさせて
「どこ行くの?」



「視聴覚室」




目も見ず平然と言った。



これじゃサボりになるじゃん!



茶髪の言いなりになんかなってたまるか!!




あたしは茶髪の向かう方向とは逆に全力で走ろうとした。




が。




手首を掴まれていて不可能だった。




改めて男の方が力が強いと思い知った。




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