スキで溢れさせて
担任が来ると後ろを向いていた美波は前を見る。




あたしは窓の外を見た。




あの雲リンゴに似てる…。


あれは車で…。




雲観察をしてた時。




「梨帆、あの3人がいるよ」



どうやらHRは終わったらしく窓の外を指差して美波が言う。



指の先には学校で超有名な不良3人衆がいた。



名前は…知らない。




「バッカみたい」


「アハハ。ホント嫌いだね」




美波の言う通り、あたしは不良が嫌い。




口が悪くて自分が上だと思ってて人を見下して…




そんな低能な奴らがあたしは嫌い。




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