繋がれた天使〜Siori and Mitsuki〜
告白
窓から差し込む光に目を覚ます。
開け放たれたカーテンの向こう、
日曜の朝の空は青くて、
どこまでも二人を祝福している
…そう思った。
すでに栞は化粧を済ませて
窓際の一人掛けソファにもたれ、
外を眺めていた。
その横顔を暫く見つめていると、
この上なく幸せな気持ちが込み上げてくる。
栞はじっとしたまま。
表情は逆光で、よくわからない。
キミは、あの時…
どんな気持ちで其処に座って
流れる街並みを見つめていたの?