繋がれた天使〜Siori and Mitsuki〜


 あすかはソファに座ると
足を投げ出した。


「あたしにご挨拶しなさい」


あすかの静かな、
しかし絶対的な声に導かれるように、俺は四つん這いのまま彼女に近付いた。


「あすか女王様…
 本日の御調教、
 よろしくお願いします…」



俺は…
あすかのハイヒールを脱がせ、
丁寧に丁寧に
彼女の足を舐め続けた。




――あなたを縛ってあげる


 一生離れられないように

 してあげるわ―――



あすかが言った言葉を
俺は頭の中で何度も反芻していた。
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