繋がれた天使〜Siori and Mitsuki〜
次の朝、ビジネスホテルを出て近くのファーストフードに寄った。
コーヒーに口を付けた時、携帯が鳴った。
《件名:おはよう(*^-^*)》
《昨日はごめんね m(u_u*)m
今日、午後3時からなら
大丈夫だよ(^-^)
あのね、花水木一丁目の
MITAYA書店わかるかな?
そこの駐車場で待ってるから。
OKなら返事ください》
俺はコーヒーを飲みながら、
返事を携帯に打ち込んだ。
《件名:OK(^-^)♪》
《おはよう(^-^)
OKだよ♪
うん。MITAYA、わかるよ。
時間作ってくれてありがとう。
嬉しいよ(*^_^*)
じゃあ午後3時にMITAYAで。
(*^o^*)ノ゙》
普段、顔文字や絵文字なんて
殆ど使わない俺。
頑張って、顔文字入りのメールを
送った。
そんな自分がなんか可笑しくて、
ひとりでニヤけて、
慌ててごまかすように
コーヒーを飲み干した。