繋がれた天使〜Siori and Mitsuki〜
お仕置き


栞が俺を覗き込むように、
見つめて謝ってくる。



「光基…?ごめんね。

 ホントにごめ…!?」


俺は栞を強く引き寄せ、そして
唇を奪った。


なんだか栞が凄く憎らしくて、
乱暴に舌を絡ませた。



「ムカつくムカつくムカつく!

 馬鹿!ぜってぇ許さねえ…!
 許さねえから…。」


「や…め…」


抵抗する素振りの栞を押さえ付け、強引に舌をねじ込む。



耳を甘噛みすると、早くも栞は
甘い吐息を洩らし始めた。

「みつ…き…やめ…」


「だめ!止めない。お仕置き!」



栞は、《お仕置き》という言葉に敏感に反応し、ビクッと体を震わせて俺にしがみ付いてきた。


俺はキスをしながら、服の上から
栞の胸を鷲掴みにした。



手のひらに栞のドキドキが伝わってくる。


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