天☆地戦争
「第一の人類?…いやいや、ンなわけねぇだろ?
さすがに死んでるって…。」
アダムは言葉をきった。さっと、ガイアの顔をみた。
「まさか…先代メドゥーサと同じ?」
その言葉にイヴの目付きが厳しくなる。
「あんな女と一緒にしないで!!」
アダムとガイアはゆっくりとイヴに視線を送った。
「アイツは、アタシからアダムを奪った。アタシが与えられるハズだった幸せを…。
だから神から罰を受けて、闇に閉じ込められた。知恵の実を食べて不老不死になってね!
でも、アタシは違う…。」
イヴの拳に力が入る。怒りで小刻みに震えていた。
「アタシは神の言った通り、神にメドゥーサの赤子を授けた。
なのに…アイツは…神はアタシを裏切った!洪水を起こしてアタシ達を消そうとしたのよ!!
でも、残念ながらアタシ達は生きてた。
アタシに恨まれ、反発を恐れた神は、アタシを不老不死にしてくれたの。
ず〜っとアダムの側にいれるように…ね♪
一応恩は返そうってことかしら?
だから、アタシは一代目イヴのまま。」
イヴの不気味な笑みが目に焼き尽く。
恐ろしくなり、ガイアはアダムの腕を握った。
アダムも、ガイアの震える手を強く握る。
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