天☆地戦争
「ほれ、バルバロッサ。おぬしの望み通り、全員揃ぉたぞ。」
扉が閉まり、しばし真っ暗になったが、暫らくするとこの薄暗がりにも慣れて2人の姿がはっきりしてきた。
「慎重になるのは、事態が事態であるがため…。事を焦っては、落とさぬ命まで落としてしまいます。」
赤毛の太い三つ編みを肩から垂らした、細身の男が先に立って歩きだした。
「さっすがアルマーニ卿♪賢いヒトはちげぇッスねぇ〜♪」
アルマーニに続いて、短髪の赤毛の青年が軽快に椅子に飛び乗った。
「ロイ騎馬隊長。そんなに勢い良く椅子に乗ったら、椅子が壊れてしまいますよ。」
アルマーニが冷静に言い放つ。
そんなアルマーニの忠告を尻目に、ロイは話を進めた。
「でっ?でっ?でっ!?会議の内容は!?」
ロイが机に全体重をかけて体を乗り出した。
「ちっ…うるせぇガキだぜ…。」
バルバロッサが耳を穿りながらぼそっと言い放った。
「んぁあッ!?だぁれがガキだよ、こンのデカ物!!」
ロイがバルバロッサに食い付く。
バルバロッサは相手にせず、聞く耳をもっていない。ロイが一方的に怒鳴り散らしていた。
いい加減見兼ねたヴォルテールが咳払いをし、ロイの猛攻撃を止めた。
「アルマーニ狙撃隊長、ロイ騎馬隊長、バルバロッサ近衛隊長。」
ヴォルテールが自席を立ち、上座に杖をついて立った。
一同の目線が、ヴォルテールに集中した。
「これより…作戦会議を執り行う!!」
扉が閉まり、しばし真っ暗になったが、暫らくするとこの薄暗がりにも慣れて2人の姿がはっきりしてきた。
「慎重になるのは、事態が事態であるがため…。事を焦っては、落とさぬ命まで落としてしまいます。」
赤毛の太い三つ編みを肩から垂らした、細身の男が先に立って歩きだした。
「さっすがアルマーニ卿♪賢いヒトはちげぇッスねぇ〜♪」
アルマーニに続いて、短髪の赤毛の青年が軽快に椅子に飛び乗った。
「ロイ騎馬隊長。そんなに勢い良く椅子に乗ったら、椅子が壊れてしまいますよ。」
アルマーニが冷静に言い放つ。
そんなアルマーニの忠告を尻目に、ロイは話を進めた。
「でっ?でっ?でっ!?会議の内容は!?」
ロイが机に全体重をかけて体を乗り出した。
「ちっ…うるせぇガキだぜ…。」
バルバロッサが耳を穿りながらぼそっと言い放った。
「んぁあッ!?だぁれがガキだよ、こンのデカ物!!」
ロイがバルバロッサに食い付く。
バルバロッサは相手にせず、聞く耳をもっていない。ロイが一方的に怒鳴り散らしていた。
いい加減見兼ねたヴォルテールが咳払いをし、ロイの猛攻撃を止めた。
「アルマーニ狙撃隊長、ロイ騎馬隊長、バルバロッサ近衛隊長。」
ヴォルテールが自席を立ち、上座に杖をついて立った。
一同の目線が、ヴォルテールに集中した。
「これより…作戦会議を執り行う!!」