天☆地戦争
すると突然、突風が2人を包んだ。
木の葉が辺り一面に舞い上がり、目を開けられない。

暫らくすると、風が止まりゆっくりと木の葉が舞い降りていた。
髪がボサボサに散らかり、所々木の葉が髪に絡まっている。
「なんだよ、いったい…」

 ――チャリン――


メドゥーサは言葉を切った。
胸元で、何やら甲高い金属音がなった。

普段は気に掛けてなかった…。でも、なんでか今はハッキリと聞こえた。
長い間ずっと存在が謎だったコイツ…。

メドゥーサは、そっと胸元を触れた…。
すると、手にゴツゴツとした感触が伝わってきた。

静かに視線を落とすとそこには―――
< 83 / 124 >

この作品をシェア

pagetop