天☆地戦争
「鍵??」
ノアがメドゥーサの手の中を覗き込む。
「まさかぁ〜…」
ノアがゆっくりと顔をあげると2人の目線がぶつかった。

「今…同じこと考えてる?」
ノアが悪戯っぽい笑みを浮かべて笑ったが、額には汗が浮かび上がっている。
「スッゲェ…考えてるカモ…。」
メドゥーサは引きつった笑みを浮かべながら、鍵紐を首から外した。
ノアも、木箱を太枝の上に置いた。
2人は目を合わせると、コクリと頷き合った。
そして、メドゥーサがゆっくりと鍵を木箱の鍵穴に差し込みはじめた。
ノアがそれを固唾を飲んで見守っている。


鍵が完全に奥まで入り込んだ。
「…回すぞ。」
「うん…。」
横向きにさされた鍵が、ゆっくりと傾いていく…。
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