君色

クラス分け

「えっと……、あたしのクラスはここかぁ」


1ー1と書かれた教室の前で、あたしは足を止めた。




新しい教室……、新しいクラスメート……、新しい先生……。




この教室で何があたしを待っていることだろう……。




ドキドキドキ





よしっ、入ろう。




思い切り深呼吸をした後、あたしはドアを開いて、中に足を踏み入れた。






ガラガラガラ〜





教室には、ちらほらと生徒の数が見られた。



新しいクラスメート……、そんな響きにあたしの胸は高まった。





席順は黒板に、きちんと書いてあった。






< 12 / 31 >

この作品をシェア

pagetop