君色
「河村、初日から遅刻か?次からは気をつけろよ?」



と言いながらも先生は笑っていた。





「はい、すいません」





礼儀正しい彼。




「席はそこな?伊藤の隣な」





どきっ!





名前を呼ばれたくらいで思わず反応してしまうあたし。
ちょっと恥ずかしいな(照)




河村君は、くるっと振り返ってあたしの方を見た。





びくっ!!





なんでびっくりしたかって???




だってそれは・・・彼と目が合ったから。




彼は目を丸くして驚いた表情を一瞬見せたけど、すぐにニコッと笑顔を見せてくれた。





どきっ・・・。




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