君色
触れたら今にも消えてしまいそうな君……。




その時。





ザッザッザ……。




誰かがオレのいる場所まで近づいてきている。






そんな時、オレの頭の中にさっきの彼女の顔が浮かんだ。







もしかしたら……。





意を決して、ゆっくりと後ろを振り返るとそこには……。






「英里……っ」





「久しぶりだね、たっちゃん」






オレの視界に映ったのは、君ではなくて……英里だった。





*****
【名前】坂山 英里

【年齢】今年17の高校二年生

【身長】168くらい

【特技】スマイル

【恋人】いない

【備考】生徒会副会長*****




「英里、どうしてここに?」





「ん、たまたまたっちゃんに似た人を見つけたから。本当にたっちゃんとは思わなかったな♪」




英里の頬はなぜかほんのり赤みを帯びていた。





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