キャラメル・sweet


授業が始まって、成瀬と話す時間がやってきた。



[私は、成瀬が好き。]

意識すると何を話せばいいのか分からなくなってくる。



う〜ん…──。
悩むなあ…。


私は、頭を抱えたり、手をばたつかせたりしていた。


「ぶっ……─」

なっ!誰っ!?

見ると、隣で成瀬が口をおさえて笑っている。



『なんで笑うのっ!?』


こっちは貴方のことで悩んでるんですよ!?

と、心の中で付け足す。



「だって、1人で百面相やってるんだもん(笑)」


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