キャラメル・sweet


チャイムが鳴ったことにより、
現実に引き戻された。



少し小走りで教室へと急ぐ。


後ろの扉からそ〜っと入る。


そ〜っとイスに座って、安堵の息をもらす。




周りをキョロキョロと見回すと耶々と目が合った。


その目はまるで[さっき言ったこと忘れてないでしょうね。
破ったらどうなっても知らないから。]

…と、でも訴えるような目をしていた。




怖くなった私は顔を伏せた…──。


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